精神的に安定しているほうが免疫力が上がる
いまは保険治療も可能になりましたが、それでも禁煙はかなりのストレスがかかります。我慢しているストレスのほうが、実は高齢者には悪影響があります。
「NK細胞」といわれる免疫細胞の活性は、70代、80代になると、20代のときのだいたい4分の1に落ちてしまいます。
NK細胞は、我慢しているとき、ストレスがあるとき、うつになったときに活性が下がるので、高齢者が我慢をすると免疫力がガタ落ちになってしまうのです。
受動喫煙などの問題はありますから、タバコもやめるに越したことはありませんが、試しに禁煙してみてそれが辛いのなら、マナーを守ったうえでタバコを楽しみ続けてもいいのではないでしょうか。
精神的に安定しているほうが免疫力が上がり、がん細胞を抑えることができる。これは間違いありません。
私はタバコはやりませんが、お酒は毎晩楽しんでいます。
自分でコントロールできる範囲なら、飲酒は問題ないと思います。アルコールは、なんと言ってもストレス発散の効果がありますから。
ただし、毎日大酒を飲んだり、一日中飲み続けたりするのは避けるべきです。とくに怖いのは「一人飲み」。アルコール依存症のリスクが大きく高まるので、くれぐれも注意してください。