どうしていいかわからない仕事を先延ばしにしたら危険サイン

〈こういうときは注意〉

仕事を先延ばしにする。自分自身であれ、周囲の人であれ、どうしていいかわからないときに仕事を先延ばしにする場合、始めようとする状態が繰り返される危険サインです。

イ・ダヘ『仕事帰りの心 私が私らしく働き続けるために』(かんき出版)

もちろん、人間は仕事よりも遊んだり休息したりを好むものですから、だいたいにおいてはいつも、いつだって、オールウェイズ、仕事はしたくないものですが、燃え尽きとしての先延ばしは異なります。散漫な状態でせわしなく何かをしているにはいるけれども、重要なことには速度も出せないまま時間だけが流れます。

あちこちに体の不調が出る。他人から見たら仮病のように見えるかもしれませんが、ありとあらゆる痛みから憂うつな気持ちになり、風邪気味なのはもちろん、ちょこちょこぶつかったりケガをしたりすることも増えていきます。物忘れもひどくなってぼうっとした状態で一日を過ごす。不眠も含んだ睡眠障害、理由のわからない頭痛や消化不良が起こる。

欲望のサイズを小さくして満足できる自分になる

燃え尽きで苦労して以来、私は自分をもっとケアするようになりました。ものすごく大切にしてあげることはできなくても、危ないサインが現れたら、例えば疑い深くなったり、ひどい先延ばしをするようになったり、物忘れ(財布を置いてきたり、何かを失くす)をするようになったり、睡眠障害などがその警告サインです。

だから、ほかの人たちの評価にとらわれなくていい、自ら満足できる私だけの時間に戻るために努力します。そこでミニマリズムが必要になってきます。欲望の大きさを減らすことで、もっと簡単に満足できる自分になれるからです。

このすべては、かなりの羞恥心を伴う燃え尽きを通じて手に入れた教訓でもあって、あなたがどうか本書を通じて私と同じ経験をしなくてすむようにと願っています。もう一度強調しますが、診療は医師に、薬は薬剤師に。

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