週2回のセックスで元気になる、頭が冴える

60歳以上の男性を対象にした性欲調査では、80~90パーセントの人が「性欲がある」と答えています。ED治療のほかに、男性ホルモン補充療法もおすすめしたいくらいです。

男性ホルモンのテストステロンには、脳の認知機能を高める効果があるので、頭が冴えて、活動的になれます。

「薬に頼ってまでセックスするなんて」と思う人もいるかもしれませんが「セックスがしたい」という気持ちがあるのなら、さっさと治療を受けて薬を処方してもらうほうがいいと私は思います。

何を躊躇しているのかまったく理解不能です。

和田秀樹『死ぬまでひとり暮らし 死ぬときに後悔しないために読む本』(興陽館)

これは、男性に限らずいえることですが、あまりセックスをしない人よりも盛んな人のほうが、ホルモンバランスがいい状態を長く保つことができます。

つまり、年齢による不調を迎える時期が遅いというわけです。そのことは、かなり知られたことです。

男性の場合、週に2回射精をしている人と、月に1回射精をしている人とでは、前者のほうが前立腺ガンにかかりにくいという報告もあります。

今の時代、セックスは後ろめたいこと、秘め事ではなく、人生を謳歌するための大切なツールです。生活の質を高めるためには欠かせない要素の一つなので、前向きに取り入れることを検討して下さい。

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