プロのアスリートも「好きなものを食べる日」を設けている

実際に、私の友人であるプロアスリートの一人は、週に一度チート・デイを設けて、好きなものを好きなだけ食べる日をつくっています。

その他の日は、食事管理を徹底していますが、このチート・デイを毎週の楽しみの1つとすることで、感情が安定して、モチベーションを落とさずに済み、自制できると言います。

ダイエットを例にチート・デイの効用を説明しましたが、これは仕事も勉強も、何かを続けるという意味で重要です。

何事にも、物事が思い通りに進む時期と停滞する時期の波が訪れます。

物事が思い通りに進む時期は気持ちが乗っているため、疲れを感じにくいのですが、停滞する時期が来ると「疲れが溜まってきた」と感じることがあります。

そうしたときこそ、チート・デイの出番です。

仕事もプライベートもリフレッシュと切り替えが重要

重要なのは、この時期に自分をさらに追い込まないことです。

チート・デイを利用してリフレッシュすることで、気持ちを切り替え、エネルギーを回復させることができます。

塚本亮『要領よく成果を出す人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)

これは、長期的な継続と目標達成のための効果的な戦略と言えるでしょう。

当たり前な話ですが、仕事もプライベートも、心身が資本となります。

心身が健康であれば、仕事の効率やクリエイティビティも向上し、プライベートの時間もより充実したものになります。

逆に、健康を害すれば、仕事の生産性は低下し、プライベートの楽しみも減少してしまいます。

日々の生活のなかで体調を整え、健康を維持することは、仕事の成功とプライベートな幸福の両方にとって非常に重要な要素です。

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