「国民と苦楽を共にしながら務めを果たす」
「皇室の役目の基本は国民と苦楽を共にしながら務めを果たすことであり、それは困難な道を歩まれている方々に心を寄せることでもあると認識」
「ボランティア活動を始め、福祉活動全般に徐々に興味を抱くようになった」
「大学では福祉に関する授業を履修し、大学卒業後は社会に出て、福祉関係の仕事に就きたいという思いを抱いた」
「日本赤十字社からの進講を受け、社会に直接的に貢献できる日赤の活動に魅力を感じ、両親に相談し、背中を押されて、日赤側にも快諾いただき、本年4月より勤務させていただく」
「日赤では嘱託職員としてボランティアに関する業務を始め、赤十字の活動に幅広く触れ、新たなことにも挑戦しつつ、様々な経験ができれば嬉しい」
愛子さまを子ども扱いしたような週刊誌報道も
日本赤十字社は昭憲皇太后が格別に力を入れており、国際的な活動も支援している。現在は皇后陛下が名誉総裁に就かれているので、その下で働かれることになる。
社長の清家篤氏は「皇位継承に関する有識者会議」の座長として、①皇嗣殿下と悠仁さまの皇位継承は現在の順序通りとする②皇族女子が結婚後も希望されれば本人のみ皇族としての身分を保持できる③旧宮家の男子が皇族の養子となることを認める、という報告書を政府に提出するなど、皇室の将来像づくりにも関わっており、愛子さまの職場の上司としてふさわしい。
『女性自身』は、愛子さまが4月1日の初出勤から1週間休まれなかったので、「愛子さま、雅子さまゆずりモーレツ皆勤賞」「愛子さま 日赤ご就職初週から5日連続出社!20時まで残業のご精勤ぶりに宮内庁内でも驚愕の声」という記事を載せているが、新入社員が普通に出社したことを「凄い」と褒めるのは、むしろ愛子さまを子ども扱いした報道姿勢ではないだろうか。
愛子さまに限らないが、女性皇族が普通のことをしただけで安直に絶賛する報道は、かえって成年女性に対する敬意に欠けていると思う。世間知らずで保護されるべき存在とするのも同様だ。
しかも、日本赤十字社は「残業」報道についてJ-CASTニュースの取材に明確に否定している。周囲は自然体で見守るべきだ。