ダルビッシュ有と同じ背番号を付けた理由
僕が新たな気持ちで(中略)17にしようかなと思っただけなので、特に意味があるということはない。(『大谷翔平 挑戦』岩手日報社)
大谷翔平が日本ハム時代につけていた背番号は「11」です。それはダルビッシュ有が日本ハム時代につけていた背番号であるだけに、入団時からいかに大谷が期待されていたかがよくわかります。
しかし、エンゼルスでは「11」は永久欠番だったため、代わりに大谷が選んだのは「17」でした。
理由を聞かれた大谷は、「空いていたら『11』でもよかったんですけど、新たな気持ちというか。『11』は一応、一つの区切りとして自分の中では終わったのかなあ」と答えています。
菊池雄星も同じ背番号をつけていた
ただ、選んだ「17」が花巻東高校でつけていたことのある背番号だったことから、関連を指摘する声もありました。
高校に入学したときの大谷の背番号は1年春が18で、1年夏が17、以後は1番です。同校で17は次世代のエース候補がつける番号で、菊池雄星も1年時には17をつけていました。
そのため、佐々木洋監督は「大谷もこの番号をつけて成長がスタートしたことを忘れていないのだろうと思い、嬉しかった」と喜びを口にしています。
大谷は17を「特に意味はない」と話していますが、心の片隅には、高校時代、背番号17をつけて鍛錬したことを意識していたのかもしれません。