穀物や豆類、野菜類を食べると便が黄色くなる
水以外には、ヨーグルトやチーズなどに含まれる乳酸菌の積極摂取で、便通改善効果が報告されています。
乳酸菌は、食生活で簡単に摂れるものですから、苦手でなければ取り入れてみましょう。
また、排便効果はそこまで大きいものではありませんが、整腸剤を取ることも有効性があります。
食物繊維や水分が足りているかどうかは、便の状態を見れば一目瞭然です。
穀物や豆類、野菜類を食べる量が多ければ多いほど便の色が黄色くなります。
逆に肉食で動物性タンパク質が多ければ多いほど、便の色が茶色から濃い茶色になります。
白い便やレモン色の便が出たら要注意
ベタっと全体が黒い便が出た場合は、胃や十二指腸などの消化管での出血や潰瘍が疑われますので、医療機関を受診してください。
また、サプリメントで鉄剤を取り過ぎていると黒いブツブツが混ざった便が出たりします。
コーヒーを飲み終えた時にコップに黒いブツブツが残ったような感じに似ています。
白い便やレモン色の便が出ることもあります。この場合は肝臓や胆管の機能異常が疑われます。
便が茶色、褐色になるのは、胆管から出る胆汁が混じるからです。
肝炎や肝不全を起こすと、肝臓で胆汁が作られなくなり、白い便やレモン色の便になってしまうのです。
便は水分量が多いものなのですが、腸管内に長いこと便が留まると、水分が腸管から吸収されて便が硬くなってしまいます。
硬い便のほか、水分を失って細い便の時も、食物繊維摂取量が不足して、高カロリーや高脂肪の食品を多く摂取している可能性があります。