一次情報を一緒に見ると説得力が増す

もっとわかりやすいやり方は、一次情報を一緒に見る、ということでしょうか。

ひろゆき『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に負けない話し方を教えてください』(サンマーク出版)

たとえば、ある新商品の色を決める立場にいたとします。

そして街の定点観測ウェブカメラを見たり、新宿、原宿、渋谷などの街に出てチェックして、自分は「ピンクが増えているな。今年はピンクがいいな!」と思ったとします。

でもその時、そのまま「今年はピンクが多いので、それで決まりですね!」などと上司に主張することは避けます。「ピンクが流行っている」ことがわかるウェブカメラの映像をキャプチャーしておいたり、街全体の写真を撮っておいたりして、それらを上司にも見せるんです。最もピンクが多かった街を上司と一緒に見て回ってもよいでしょう。

そして、「ほら、あそこにもピンクの服を着た子がいます」「こっちにもいますよ」などと横で言って、上司に「ピンクが流行っている」という印象を植えつける。すると、上司は勝手に「今年の流行りはピンクだ!」と思い込んでくれるわけです。

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