会議で存在感を高めるにはどうすればいいか。2ちゃんねる創設者のひろゆきさんは「意見を強く言えない人であっても、相手に一目置かれる方法はある。大事なのは、『自分は軽んじられている』とネガティブにならないことだ」という――。
※本稿は、ひろゆき『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に負けない話し方を教えてください』(サンマーク出版)の一部を再編集してお届けします。
少人数なら「あえて話さない」のも効果的
会議といっても場の人数で違ってくるかもしれないので、①5人くらいと、②6人以上で分けてお話しします。
①5人くらいの会議
5人くらいの会議だと、全然話していない人にちょっと意見を聞いてみようかという空気になる場合も多いので、黙っていても発言の場は作ってもらえそうに思います。
でも、もう少し積極的に参加したいのであれば、自分がよいと思う意見の人が話す時は、すごくうなずいてその人の目を見るようにし、そうじゃない時はリアクションを薄くする、というのをやっていくのが手です。
「この人、自分の意見の時にうなずいてたよね」と気づいてもらえると、その人から「どう思います? あんまり話してないようですけど」などと振ってもらえます。要は「この人はたぶん自分側の意見を出すだろう」と思って、ボールを投げてくれるわけです。
もしくは、「○○さんは、あの人が発言している時に反応が薄かったよね。自分もあの人の意見には反対だから、○○さんに振って、反対意見を言ってもらおう」と、ボールを投げてくれるかもしれません。
このように少人数の会議では、自分と同じ側の意見の人に「同調しています」というサインを送り続けることが効果的です。話し合いが2対2とかで拮抗しているのであれば、最後まで意見表明しなかったその人がキーマンになりますよね。
ちなみに、そうやって話を振られた時に、関係を崩さない程度に意表をつく発言をするテクニックもあります。ある程度、話を振ってきた人に同調しつつ、みんなの知らない視点やデータを披露すれば、その場の空気がつかめたりします。