運動しても、コーラを飲んだらやせられない

田中越郎『なぜ、一流は飲み物にこだわるのか?』(クロスメディア・パブリッシング)

別な例としては、重いものをアッチからコッチに運んで(仮にこの作業の消費カロリーを30キロカロリーとしましょう)。「あ~疲れた」と言いながら「コカ・コーラ」を3口(90mlで40キロカロリー)飲むと、摂取カロリーのほうが勝ってしまうので肥満の方向に行ってしまいます。

本人は肉体作業をしたのでやせるはずだと思っても、実は短時間の運動の消費カロリーなど大したことはなく、作業後の飲み物のせいで結果的には太ってしまうのです。

同様に、スポーツジムやゴルフ練習場で1時間軽く汗を流したあとに、スカッとさわやかになるために「コカ・コーラ」の500mlペットボトル1本(225キロカロリー)を飲んだら、せっかく運動で消費したカロリーのほとんどがチャラになってしまいます。つまり、この場合、せっかく運動してもほとんどやせないということです。

カロリーを気にして「コカ・コーラゼロ」を選んでいる人もいらっしゃるかと思いますが、ゼロと表示があっても実はカロリーがゼロではないですし、甘い味は人工甘味料によるものなのです。

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