やっぱり朝食は大切

・朝ごはんをちゃんと食べる

朝食は1日の食事の中で、いちばんボリュームがあってもいいくらいです。朝食をとる習慣のない人は、ヨーグルトだけやバナナだけでもいいので、食べることから始めましょう。

食べることで体内時計が正常になり、眠っていた交感神経も動き出します。血流もよくなって、体の調子が整うので、日中のパフォーマンス力もアップします。

学校や会社など、昼間は集中したり緊張したり、ストレスのかかる環境に身を置く人が多いでしょう。ノートをとったりパソコンに向かうとき、猫背になると呼吸が浅くなります。集中、緊張、浅い呼吸、これらはすべて交感神経をさらに働かせる要因に。交感神経はちょっとしたことでも過剰に働くものだから、日中は体をリラックスさせるアプローチが必要になります。

・30分~1時間に1回は体を動かす

仕事で集中が続いたり、時間に追われるストレスにさらされ続けると、交感神経のメーターが振り切れてしまいます。すると、ちょっとしたことにもイライラするなど心の余裕が失われ、それがときには、対人関係のトラブルにまで発展することも。交感神経の暴走を食い止めるために、短い休憩をとりましょう。

スマホのタイマー機能などを活用し、できれば30分、長くても1時間に1回は、プチ・ブレイクタイムをとるようにしましょう。席から立って少し歩く、座ったまま体を伸ばす、それだけでかまいません。

写真=iStock.com/baona
※写真はイメージです

体をブラブラ、ゆらゆらさせるだけでも効果的

・ブラブラエクササイズ~腕を大きく前後に気持ちよくスイング

①腕の力を抜いて、足を肩幅に開いてまっすぐに立つ。
②体幹(体の中心)がブレないように意識しながら、胴体を右、左と前後させ、その動きに引っ張られるように腕を前後にスイングさせる。

※振り子の要領で、腕は自然に動くのに任せます。

・ふくらはぎマッサージ~リンパと血液の流れを促してすっきり

足首から膝に向けて、指先を添える程度のやさしい力でマッサージ。リンパや血液の流れがよくなるイメージを持ちながら行う。

※血流悪化予防に、デスクワークなど座っている時間が長い人に特におすすめ。

・指先ひっぱりストレッチ~地味な動きながら上半身への効果大!

伸ばした腕の指先をつかみ、肩が気持ちよく伸びているのを感じるくらいの力で引っ張る。左右交互に行う。

※とても簡単に、周囲を気にせず行えるストレッチながら、腕、背中、わき腹と広範囲にアプローチできます。

・手首揺らし手首ゆらゆらで副交感神経アップ

①ピンポン玉をやさしく包みこむイメージで、手を軽く握る。

②反対の手を手首に添えてサポートし、手首を内→外→内→外とゆらゆら揺らす。

※時間の目安は、左右30秒ずつくらい。わずか1分ででき、効果の高いエクササイズです。