交感神経⇔副交感神経をうまく切り替える

あなたの自律神経の総合力は、どのタイプでしたか?

「総合力ばっちりタイプ」以外は、自律神経のバランスが乱れているため、天気の影響を受けやすい状態です。

現代人は、交感神経が強く働く「ストレスタイプ」が圧倒的に多く、特に女性は40代以降から副交感神経の働きが落ちてくるため、このタイプに当てはまる人が多く見られます。

また、コロナ禍などで活動量が減ったことの影響もあり、交感神経と副交感神経の両方の働きが落ちている「ぐったりタイプ」も増加傾向にあります。

診断結果は今の自分を表すものではありますが、その結果にがっかりしなくても大丈夫。

何もしなければ自律神経はそのままですが、呼吸や動作などを意識的に変えていくことで自律神経の働きをよくして、トータルパワーを上げていくことは誰にでもできます!

気軽な気持ちでまずは、診断に取り組んでみましょう。

自律神経は24時間働き続けているため、自分自身で常に変化するガソリン量を把握することができません。その時々でこまめにリセットする習慣づけがとっても大切。

例えば就寝中は、副交感神経ががんばる時間帯。目覚めたら、活動モードの交感神経にバトンタッチしたいのですが、この切り替えがうまくいかない人が多いのです。

朝、自律神経の切り替えがうまくいかないと、一日中、調子が出ないで終わる確率が高いことが研究でわかっています。交感神経をONにする朝の行動は、かなり大事です。

朝、シャキッと起きる「寝たままストレッチ」

①頭の上で手をクロスさせる
ベッドや布団で寝たまま行います。まず仰向けになり、頭の上で手をクロスさせ、手のひらを合わせます。

②息を吸いながら、伸びる
合わせた手のひらを肩甲骨からググッと引き上げるイメージで、息を吸いながら体を気持ちよく伸ばします。

朝の目覚めは快適ですか? 目覚まし時計のスヌーズ機能で、寝ているのか起きているのか宙ぶらりんな状態のまま、朝の10分20分をムダに過ごしてはいませんか?

その10分20分を朝のゆとりに回せれば、1日を気持ちよくスタートできます。そのためにも「寝起きストレッチ」。体の細胞を目覚めさせ、気持ちが前向きになり、布団から出るのがラクになりますよ。

・お水を1杯、一気に飲み干す

布団から出たら、まっすぐキッチンへ。軽く口をゆすいで口腔こうくう内の雑菌をクリアにしてから、コップ1杯の水をゴクゴクと一気に飲み干します。水の温度はお好みでOKです。

胃に溜まった水が重みになって、胃の下にある腸にドボンと刺激を与えます。それが腸に朝を知らせるスイッチになり、腸も目覚めて活動を開始します!