仕事をコントロールできれば急な依頼にも対応できる

5.納期に余裕のある重要な仕事に手をつける

さて、無事に緊急度の高い仕事(ⅰ、ⅲ)を終えたら、重要度が高い「ⅱ」に手をつけます。もちろん、取捨選択を行った「ⅳ」のうち、手元に残っているものもさっさと終わらせたほうがよいでしょう。

田中耕比古『仕事の「質」と「スピード」が上がる 仕事の順番』(フォレスト出版)

「ⅱ」と「ⅳ」のなかでも「重要なもの(つまり「ⅱ」)をどんどん終わらせる」ということに注力していくほうがよいです。

この状態になれば、仕事はかなりコントロールできています。新しい仕事が飛び込んできたら、まずは重要度で整理し、重要度の低いものは、「やらない・ほかの人にお願いする」を検討します。重要度が高ければ、納期を確認しながら、先手先手で手をつけます。

大切なのは「緊急度が低いうちに仕事を片づける」プランニングにすることです。

当然ながら、いきなり緊急度が高い仕事を受けることもあるでしょう。しかし、そういう場合にも、締め切り間近の仕事が手元になければ、急な依頼にも落ち着いて対応できます。

「緊急の仕事に追われる日々」から脱却し、「重要度で仕事を振り分ける落ち着いた生活」に切り替えるために、仕事のやり方を見直しましょう。

関連記事
仕事ができる人は知っている…「よろしくお願いします」より効果的なメールの締めのフレーズ
これだけは絶対にやってはいけない…稲盛和夫氏が断言した「成功しない人」に共通するたった1つのこと
会議中に寝る人がいるのは日本だけ…スティーブ・ジョブズが日本のアップル社に来て話したこと
人事採用担当が呆れる…ZOZO創業者・前澤友作氏「面接室に入った瞬間に落とすヤツわかる」は100%時代遅れ
なぜデキない人ほど「死ぬほど忙しい」アピールをしてしまうのか…現代人が抱える「多忙崇拝」という病