自分の「売り」を冒頭に書く
シニア転職の際の職務経歴書には、ちょっとした「お作法」があるので、ここで紹介したいと思います。
特に「飛び込み転職活動」の場合は、職務経歴書の一番の「売り」の部分を抜粋し、「手紙」の冒頭に書いて、オーナー社長の興味・関心を喚起するのが鉄則です。
・鉄則1
「自分の職務経歴を通じて、相手の興味・関心を喚起する」という意識で書きましょう。
「切り口」を意識して具体的にまとめる
・鉄則2
職務経歴は「事実、数字、成果」といった「切り口」を意識して具体的にまとめること。
例えば、もしあなたが食品会社の営業課長だったとしたら、担当していたエリア、量販店、売上規模と伸長率といった数字もさることながら、「成果」の中味を細かく記述することが大事です。
どんなエリア戦略、営業戦略、営業施策をもって成果を上げたのか、具体的に書くといいでしょう。
経営者がシニアの職務経歴書で最も重視しているのは、こういう点なのです。
その内容に光るものがあれば、かなりの確率で転職活動を前に進めることができます。
逆に、戦略立案、施策立案といった部分での強さがなければ、企業としてはわざわざシニアを雇用するメリットがありません。できるだけ採用する側の立場で考えることが重要です。