まず「自分は醜いかも」と悩んでいることを客観視する

決して「醜いままでいい」と言っているわけではありませんから誤解しないでください。悩みがあっても、綺麗になるための努力や工夫は好きなだけしていいのです。

中嶋英雄『自分の見た目が許せない人への処方箋』(小学館)

カウンセリングをはじめてから2カ月後、アヤさんは自分の悩みを「単なる悩み」として受け入れはじめました。

レジリエンスがだいぶ回復してきたと感じた私は、アヤさんが気にしていた二重の再々手術を提案してみました。「腕のよい名医を紹介できるので、整形手術のカウンセリングを受けてみませんか?」と。

すると、アヤさんからはこんなメールが届きました。

「今は元気に大学に行けるようになったので、手術はしばらく見合わせたいです」

写真=iStock.com/west
※写真はイメージです
関連記事
夜遅くまでゲームをする子供に「いい加減にしなさい」は三流、「やめなさい」は二流、では一流の注意とは?
ウジウジと悩むのは最悪…自律神経の名医が「人間関係に疲れたら、とにかく早寝早起き」と諭すワケ
帰宅が遅い子供に「何時だと思ってるんだ」は三流、「黙る」は二流、では一流の伝え方とは?
うつは処方薬では治らない…うつ病になった精神科医が「7年間の闘病生活」から抜け出すためにやったこと
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"