言いにくいことは「まず口にだしてみる」

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第8位は『言いにくいことが言えるようになる伝え方』でした。

平木典子『言いにくいことが言えるようになる伝え方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

あなたは、言いにくいことでもハッキリと相手に伝えられるほうですか? 「言えるほうだと思う」という方でも、それは家族や友人に限ったことであって、仕事関係の人や目上の人だと途端に何も言えなくなってしまう……というケースも多いのではないでしょうか。

そんな方はぜひ、本書を読んで、ストレスを溜めることなく言いたいことを言い合う「アサーティブ・コミュニケーション」のノウハウを学んでほしいと思います。

アサーティブな伝え方の基本は、ひとまず「言ってみる」こと。

「言いたいことがあるけど、これを言えば相手を怒らせてしまうからやめておこう」などと先回りして考えるのではなく、ひとまず口に出してみるのです。感じ方も価値観も人それぞれ。あなたが言いたいことを言ったとして、相手が気分を害するとは限りません。

相手の反応を決めつけることなく、自分の意見や考えを素直に伝えるだけで、コミュニケーションはうまくいきます。あまり考えすぎず、「言って、互いにその経過を見る」ことから始めてみませんか?

ベストセラーが教えてくれる「人生を変える方法」

第15位の『ユダヤ人大富豪の教え』にもご注目ください。2003年に単行本が刊行されて以来、20年にわたって愛され続け、シリーズ累計100万部を超える大ベストセラーです。

本田健『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)

本書の特徴は、ストーリー形式で、人生を変える教えを学べること。主人公の青年がひょんなことから大富豪に出会い、大富豪から成功に必要なものや人生で大事なことを学んでいくという物語になっています。

ここでは大富豪の教えの一つ、「勇気をもって決断すること」を紹介しましょう。決断は決して先延ばしにしてはいけません。「いまは決断しないでおこう」というのも一つの決断であり、限りある人生を無駄にしてしまいかねないからです。

決断力を養うためには「意図的に決める」ことを意識しましょう。ランチ一つでも、適当に選ぶのではなく、自分の意志を持って決めるようにします。ちょっとした習慣ですが、積み重ねれば大きな力になるでしょう。

このように本書には、幸せで豊かな人生を送るためのヒントがたっぷり詰まっています。あなたが何歳でも、遅すぎることはありません。今すぐ本書を手に取り、大富豪の教えを学びませんか。