「どういう意味ですか?」は上手な言い返し方

第2位は、『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』。

ゆうきゆう著、Jamマンガ『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(三笠書房)
ゆうきゆう著、Jamマンガ『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(三笠書房)

あなたは相手から無神経なことを言われたとき、どんな反応をしますか。おそらく多くの方は「言い返して揉めるのも面倒だから」「いちいち怒るのも大人げないから」などと、何も言わずに我慢するのではないでしょうか。

ですが本書によると、この対応はNG。これでは問題が解決しないどころか、あなたに対する周りの評価が下がってしまう可能性さえあるといいます。なぜなら、周囲の人は本能的に「あの人は悪口を言われて当然の人なんだ」と感じてしまうからです。

その前提のもと、本書では、相手にうまく“言い返す”技術を教えてくれます。

今日から試したいのは「どういう意味ですか?」というフレーズ。悪口や無神経なことを言ってくる相手には、無邪気に「どういう意味ですか?」と返してみましょう。相手は自分の発言の意味を説明できず、たじたじになり、あなたへの攻撃を諦めるはずです。

自分の心と評価を守るために、本書で「言い返す技術」を学びませんか? 仕事でもプライベートでも使える「お守り本」になってくれるはずです。

「口座」を工夫すれば貯蓄1000万円は夢じゃない

第3位には『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』がランクインしました。

飯村久美『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』(KADOKAWA)
飯村久美『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』(KADOKAWA)

「貯蓄が1000万円あれば安心だけど、その壁が高すぎる……」「1000万円貯められるなんて、自分よりずっと年収が高い人だけだろう」――そんな方に貯蓄・節約・資産運用を指南してくれる一冊です。

本書によると、お金をうまく増やすコツの一つは、口座を2種類用意すること。

1つ目の「使う口座」は、給与が振り込まれる口座のこと。この口座から、生活費、つまり家賃や水道光熱費、通信費、保険料などを出します。

2つ目の「貯まる口座」は、お金を貯めるための口座のこと。「財形貯蓄」「自動積立定期預金」「iDeCo」「つみたてNISA」など、簡単にはお金を下ろせない口座がこちらに該当します。

「使う口座」と「貯まる口座」を分けるメリットは、毎月決まった額のお金を貯められて、管理が楽になること。「貯まる口座」の通帳を月に1回以上眺めて、貯蓄のモチベーションをキープするのもポイントです。

無理なく「貯蓄1000万円の壁」を越える方法を教えてくれる本書。読みやすくまとまっているため、お金の知識に自信がない方にもおすすめです。