体型で人を評価するのはくだらない
体重を減らすのは非常に難しいです。しかもその方法が運動だとすればなおさら難しいです。そんな難しいことにチャレンジしてまでやせる必要があるのでしょうか。
肥満で困っている人はたしかにいます。健康上の理由でやせる必要がある人のために、医学は方法を考え出してきました。胃を小さくする手術でたくさん食べられないようにするとか、最近では糖尿病の薬の副作用を利用するといった、当てにならない食事療法や運動療法に頼らない方法です。
もちろん手術にも薬にもリスクがあります。ただ、そこまでしなければ肥満のために深刻な問題が起きてしまう人も実際にいるわけです。
それに対して、いま困っているわけではなく、なんとなく「やせたほうがかっこいい」と思うだけで、本当に難しいダイエットをしないといけないのでしょうか。
体型は遺伝で決まっている可能性も
筆者は美容を軽視しているわけではありません。衣服に持ち物、髪型、化粧に気を使うのは大事なことだと思います。
しかし体型をそこに含めてしまうのは無茶です。努力してやせることは非常に難しいからです。
できないものをできると思い込んでしまうと、太っている人が「努力のできない怠け者で、かっこ悪い」ということになります。
本当は遺伝か何か、本人にはどうしようもない原因で体格が決まっているらしいのです。それなのに、理不尽に見下されている人からすればたまったものではありません。
運動は好きな人が楽しみのためにやれば十分です。筋肉自慢の人を見て楽しむのもいいですが、自分もムキムキになれるとは限りません。
体型で人を評価するのはくだらないことです。できもしないダイエットに熱中するより、たまにはおいしいものでも食べたほうが、日々を楽しく過ごせるのではないでしょうか?