循環型社会をつくるための3つのキーワード
循環型社会をつくるにあたっては、3つのキーワードがあります。
まず「技術」。JEPLANを起業して16年が経ち、この間にさまざまなリサイクル技術を確立してきました。
すでに説明したように、古着からバイオエタノール燃料を製造する技術、ペットボトルの「ボトル to ボトル」を実現するリサイクル技術のほか、ポリエステル繊維からポリエステル繊維をつくる技術などを実現しました。
次に「みんな参加型」のリサイクルインフラです。これもさまざまな小売業者の協力を得て、消費者が参加できるように店頭に古着等の回収ボックスを設置してもらいました。
さらに、前述したおもちゃリサイクル、JALバイオジェット燃料フライトなどのイベントを通じて、子どもたちも含めてリサイクルに対する関心を高めてきました。
「正しいこと」が実現しないワケ
これらはすでに説明した通りですが、加えてもうひとつのキーワードがあります。それは「正しいを楽しいに」です。
リサイクルは正しいことですし、これからの社会にとって必要なことですが、リサイクルをテーマにしたイベントを開催しても、実はなかなか人は集まりません。
だからこそ前述したような、リサイクルに楽しく参加できるようなイベント、企画を実現していきました。