究極の目標はあすけんからの卒業

――現在はどのように体調管理されていますか?

目標体重をクリアしてからは、次に登る山は「ボディメイク」と決め、筋トレを始めました。一時期はボディビルダーと同じような生活を送っていたのですが、自分はどこを目指しているんだっけ? となり(笑)。今はストイックに鍛えるだけでなく、食事やずっとやめていたお酒を楽しむ時期を設けたり、体が緩んできたと思ったらトレーニング量を増やしてまた引き締めたりしています。

――完全に体型をコントロールされていますね! それができるのは、ご自身の身体を理解しているという証ですよね。

今回のダイエットで痩せる理屈がわかったので、もし今後また太ることがあっても、絶対に痩せられる自信があります! あすけんで栄養を数値で見るなど、ちゃんと知識を習得したことが大きいですね。

――あすけんを使いこなしてくださっていますが、食事記録を習慣化するためのコツはありますか?

古川洋平『-48kgでもリバウンドなし。別人に生まれ変わる クイズ王式ダイエット』(幻冬舎)

痩せたいから食事記録をする、となるとどうしても面倒に思えてしまうんですが、ダイエットの成功には栄養管理が必要で、どうしたら最も簡単にそれができるか? という視点で発想を変えてみるのがオススメです。そうすると、あすけんに入力さえすれば栄養価が数値化されてひと目でわかるんだから、ラクだし便利だな~と発想が変わるはずです。

あとは何事も3週間継続すると脳が「これは習慣だ」と認識するようなので、まずはどんなに面倒でも3週間だけは続ける! と決めてやってみるのがオススメです。

――まずは3週間ですね! 最後に、今後の目標や、目指していることがあれば教えてください。

究極の目標は、あすけんを使わなくても体調管理ができるようになることです。あすけんを何年も使い続けると、この食材にはどんな栄養価があるかなど、わかるようになりますよね。それって人間としての成長だと思うんです。

新しい食材に出会った時などはもちろん参考にしますが、それ以外は、自分の知識が正しいかどうかを確かめるために使う、というふうにしたいですね。

ストイックに痩せることだけを目指す人生は豊かだと思わないので、友人と食事を楽しんだりしても体型が維持できるような、“実生活に即した健康管理”を行っていくことが向こう何十年の目標です。

古川 洋平(ふるかわ・ようへい)さん
クイズ作家。1983年、宮城県生まれ。仙台一高クイズ研究部時代に「パネルクイズアタック25」「タイムショック21」の高校生大会で優勝。その後、立命館大学クイズ研究会に所属。学生日本一決定戦「abc」3連覇、社会人日本一決定戦「ABC」2度優勝などの成績を収める。2014年よりクイズ法人「カプリティオ」でクイズ作家として活躍している。

取材・執筆/城石愛

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