ダイエットを成功させるには、どうすればいいのか。AI食事管理アプリ『あすけん』の公式サイトでは、減量に成功した人たちの体験談を紹介している。第2回目は、過去の自分に向けられた声がきっかけとなり、10カ月で48kgの減量に成功したクイズ作家・古川洋平さんのストーリーです――。
古川 洋平さん
画像提供=あすけん
古川洋平さん

フォロワーの声でダイエットを決意

――112kgから64kgまで減量されたとのことですが、ダイエットを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

小学生の頃から太っていて、30年以上“デブキャラ”としてやってきました。バカにされたり、笑いを求められたりすることも多く、痩せたいという気持ちはあったものの、まあいいか……と過ごしてきました。

その後体重は増え続け、112kgになっていた一昨年、たまたま30代前半頃の写真をTwitterに上げたら、フォロワーさんから「痩せててかっこいい!」というコメントが届いたんです。けど、その“痩せててかっこいい自分”も100kgを超えていて(笑)。それって、比較したら今よりは痩せていてマシ、というだけのことなんですよね。

そう考えたら、自分はこの先劣化していくだけなのではないか、という事実にハッとしました。過去の自分しか褒められないって、悲しくないか? と。

そこで少し体でも動かしてみようかと、かかりつけ医に何かいい運動はないかと尋ねたところ、勧められたのは意外にもNintendo Switchのゲーム『リングフィットアドベンチャー』だったんです。ゲーム!? と思いましたが、ひとまず購入。けれど、買ったもののなかなか腰が上がらず、しばらく箱も開けませんでした。

それからほどなくして、世の中はコロナ禍に入り、それまで仕事一辺倒だった生活に時間の余裕が生まれたんです。

SNSでの声・リングフィットアドベンチャー・おうち時間、の3つが揃って、「よし、本格的にダイエットしてみるか」と決意しました。

ダイエット前の古川さん。この頃は112kgあった
画像提供=あすけん
ダイエット前の古川さん。この頃は112kgあった

――ダイエットは順調に進みましたか?

最初は順調そのものでした。初日はリングフィットアドベンチャーをして、就寝。翌日体重を計ると減っている。気を良くして、その日もリングフィットアドベンチャーを前日よりしっかりやって就寝。すると翌朝また減っているんです。

これはもう痩せられると確信し、嬉しくなって焼肉を食べたら、翌日、ダイエット開始時より増加。「なんでだ!」と思うと同時に、これはもしかして、運動よりも食事の方が大事なのか……? という疑問が浮かびました。

そこで、栄養について学んでみようと思った時に、参考にしていたYouTubeチャンネルで『あすけん』を使っていたので、自分も真似してダウンロードしたんです。

–48kgの成功を支えたのは「知識」だった

――そうだったんですね! あすけんを使い始めていかがでしたか?

クイズでさまざまな知識を学んできていたこともあり、栄養に関してもある程度は理解しているつもりだったのですが、実際にあすけんに食事入力して知ったことがたくさんありました。

それまでもダイエットに取り組んでは失敗、というのを何十回と繰り返してきたんです。無理な食事制限でリバウンドしたり、野菜を食べようとドレッシングをドバドバかけたり。そんなにドレッシングをかけたら脂質の摂りすぎで痩せないですよね。

今ならわかりますが、当時は痩せる理屈を理解しておらず、雰囲気や根性だけでやっていたのでうまくいかなかった。ですが今回は、あすけんを使って栄養状態を把握したり、自分でも学んだりしたことで、“知識の後ろ盾”ができ、正しい判断ができたのが成功の決め手だと思います。結果がついてくることで、気持ちも折れることなく続けられました。

48kg痩せた古川さんの現在のお姿
画像提供=あすけん
48kg痩せた古川さんの現在のお姿

――食事を見直してからのダイエットは、どんなふうに進んだのでしょうか?

最初は糖質を減らすことに焦点を当て、あすけんで「ゆる糖質制限コース」を始めました。糖質は体内で水分と結合しているため、糖質を控えることで水分が減り、体が軽くなりやすいんです。僕は元の体重があったこともあり、糖質を制限することでみるみる減っていきました。数字に表れるとモチベーションが上がりますよね。それってダイエットを続ける上でとても大事なことだと思います。

ある程度痩せた頃には、論文を読んだりダイエットについて自分でも勉強したりするようになりました。クイズ王の資質が活きましたね(笑)。