サウナの波をさらに広げていきたい
――最後に、今後やっていきたいことについて教えていただけますか?
【林】ホテル内の経営改革はほとんど終わったので、今後はさらに地域との連携を強めていきたいですね。
私たちのホテルのサウナが話題になったのも、地域の経営者コミュニティーのおかげでしたし、コミュニティーのメンバーにサウナを勧めたことがきっかけで、放牧している牛を見ながら水風呂に入れる「ミルクサウナ」や、ワイン樽の中に入る「ワイン樽サウナ」が生まれて、「サウナの街」としての認知度が上がっていったように思います。
また、北海道の東側に当たる道東エリアとの連携は進んだので、今度は新千歳空港から帯広までつながっていけるといいですよね。いずれにしても、地方のホテルが1社だけで勝つのは難しい時代ですから、地域との連携を強化した「面」で観光業界を盛り上げていきたいと思っています。