たくさんの長文を1回ずつ聞くより、同じものを50回以上聞く
これを何回もこなして、最終的に何も見ないで、しかも1回もつっかえずにシャドーイングできる状態まで行けば、その英文は終了です。
シャドーイングは本来声に出すものですが、慣れないうちは自分の声によって英語がかき消されてしまうので、小声もしくは声に出さないでシャドーイングしても構いません。これなら電車の中でもできるので、リスニングの勉強時間が一気に増えます。
リスニングの回数ですが、最終的には1つの長文を最低50~100回は聞くべきです。たくさんの英文を1回だけ聞くよりも、同じ英文を何度も聞くほうがリスニング力は上がります。1つの英文を完璧にシャドーイングできるようになるまで聞きこむわけですが、結果的に50回以上聞くことになると思います。
リスニングの勉強の理想は「1日30分」ですが、音読も30分(これは絶対に死守)することを考えると、受験生には厳しいでしょう。リスニングは10分でもいいので、集中してやってください。
また、リスニングはどこでもできます。電車の乗り換え時間・エレベーターにいる時間……、ささいな時間を有効活用できます。
「チリも積もればヤマとなる」ので、この方法で1日40分はリスニングの時間が増えるはずです。