学年280人中成績上位50人に野球部員も数人入っている
毎冬に実施される群馬県の高校入試には、前期と後期がある。前期は、いわば推薦試験で、その裁量は各学校に任される。タカタカ野球部でも年に数人の合格者がいる。もちろん、かなり高いレベルの学力が求められる。
野球と勉強をどう両立させているのか。普段、帰宅してからは練習で疲れていてなかなか勉強はできないという。
ならば、と朝は6時前に起きて7時に登校して自習室で勉強する。また「疲れているけれど、帰りに(部員)みんなで自習室に行こうということもあります。テスト期間中はカフェに行って勉強しようとか。勉強もみんなで頑張る」(村松主将)という。
テストの上位成績者50人は張り出されて称えられるそうだ。タカタカでは全員が国公立大や有名私大が目標になる
高島監督は口うるさく、勉強しなさい、と言わないという。
「わきまえていて、自分たちでやるでしょうし、文化祭など行事の前は行事に集中しているし学校の雰囲気も時期によってメリハリがある」
野球部は今のところ、上位50人に名を連ねるのは数人だ。
「夏の引退後から頑張るのが野球部なので。でも、(学年の)280人、全員が頑張りますからね」
村松主将そう言って笑った。
「残り30分、自主練」
全体練習の後、村松主将の声が響いて、数人に分かれてティーバッティングなどが行われた。
内野ではノックを受ける数人のグループがあった。「打っているのは、レギュラーにはなれない部員なので、率先してノッカーをやってると思います」と、飯野さん。