子供の頃から始めよう! 習慣性便秘を防ぐ4つの対策法
①朝食をしっかり食べる
朝食を抜くと、胃結腸反射が起こらないわけですから、しっかり朝ごはんを食べなくてはなりません。しかし、夜、寝る直前まで食べ続けていると胃がもたれて朝あまり食べられませんから、夜は、少しお腹が空き加減で寝て下さい。ダイエットにも有効です。
②朝食後30分以上家でゆっくりする余裕を持つ
胃結腸反射があっても、横行結腸や下行結腸の便が直腸に来るまでに少し時間がかかります。便秘がちの人は、家から出たら交感神経が緊張して、もう排便は無理と考えた方がいいでしょう。30分早起きして、まずごはんを食べてから、身支度をしながら待って下さい。
「先生、それでは私4時半に起きなくてはなりません」といった教え子がいました。八王子から2時間以上かけて通学している生徒でした。遠くから通っている人に便秘が多い傾向はあります。
③幼児期に排便のくせをつける
大人で便秘の人はもう間に合いませんが、幼児期に毎朝、排便の習慣をつけておくと、ごはんを食べてから排便までの時間が早くなります。毎朝、排便してから家を出るように習慣づけることです。学校に入ってからでは、1時間目を全部遅刻すると進級にかかわることになりますが、幼稚園であれば、遅れても親が事情を話せば大目に見てくれるでしょう。親になったら、子供にしっかり習慣をつけてやって下さい。
④食物繊維をたっぷりと食べる
習慣性便秘では、食物繊維をたくさん摂って下さい。便秘がちの人は便の中の発がん物質が停滞するので大腸がんになりやすいといわれています。食物繊維は排便を促すとともに発がん物質も吸着してくれます。