「言わずもがな」な情報はさっさと捨てよう
•日常に出会いがなく登録しました。
→日常が出会いに満ちている人は婚活しないのでは。
•新しい出会いがほしくて登録しました。
→古い出会いを追いかけて登録していたらストーカーだ。
•こうしたサービスを使うのははじめてで心配ですが……
→婚活アプリのヘビーユーザーのほうがもっと心配だ。
•素敵な人に出会えればいいなと思っています。
→わざわざ登録費を払って素敵じゃない人とわざわざ出会いたくないだろう。
•温かい家庭を築きたいと思っています。
→殺伐とした家庭を築きたい人がいるのか。
•まずはすこしずつおたがいを知っていければ
→瞬時に相手のすべてを理解できたらエスパーだ。
•気になったらぜひ「いいね!」してください。
→気にならない人が「いいね!」しないだろう。
辛辣すぎるだろうか? しかし、たとえば寿司屋のお品書きに「食べられるので売ろうと思って握りました」とか「新鮮なネタだったらいいなと思います」と書かれている光景を想像してみてほしい。そんな店には近寄りたくないだろう。
これらの表現の共通点は「言わずもがな」であることだ。わざわざ書かなくてもわかることは実質的に無意味な情報なので、削ぎ落としたほうがいい。
ネガティブ情報は冒頭に書いてはいけない
ほか、もっと先になってから伝えればよさそうなことを冒頭部で語っている例もある。
•女性と付き合ったことがありません。
•まだ5年前の別れを引きずっています。
•わがままな人は苦手です。
•バツイチの人は連絡してこないでください。
•母と同居してくれる人を求めています。
•髪が薄いですが……
ほかに健康問題や重すぎる家庭の事情なども同様だ。
もちろん、実際に会ったり交際したりする前にはネガティブな要素もちゃんと説明するべきだし、逆に相手への要求の基準を持っていてもかまわない。ただ、アピール文の最初にそれを持ってくるべきではないだろう。