その子どもたちを2つのグループにわけて、片方のグループには、同年齢の男の子と女の子が、「こんなの簡単」「泳ぐのって面白い」「僕はこんなことまでできるよ」などと楽しくおしゃべりしながら水泳している場面のビデオを7分間見せてみたのです。
比較のためのコントロール・グループには、水泳にまったく関係のないセサミストリートのビデオを7分間見せました。
それから、20分間の水泳の訓練を3日間やってみました。習うことは、6つ。顔を水につけること、ブクブクと息を吐くこと、水に頭まで潜ること、うつ伏せで水に浮く、といったことです。
練習前に、他の同年齢の子どもが楽しんでいるビデオを見せられたグループでは、3日間で習った6つの課題とも、ほとんどすべてクリアしました。
他の子どもが「簡単、簡単」といってやっているのを見ると、「自分もできそう」と思うようになったのですね。ちなみに、コントロール・グループの子どもたちも健闘したのですが、平均4.5の課題しかできませんでした。
街やテレビで「エネルギッシュな人」を探してみよう
仕事のやる気が出ないときには、ガンガン仕事をしている人をしばらく眺めてみるといいですね。すると、「自分もやるぞ!」という気持ちになっていきますから。
サッカー元日本代表のキャプテンとして活躍した長谷部誠さんは、やはりモデリングをやっていたそうです。ただし、他のサッカー選手をモデルにしたわけではありません。
長谷部さんによると、やる気が出ないとか、心が迷ったときには、真夏の炎天下の中、汗水を垂らしてがんばっている工事現場のおじさんを眺めるようにしていたそうです(長谷部誠著、『心を整える。』幻冬舎)。工事現場で働く建設作業員を見ると、自分もがんばらないと、という気持ちになったのでしょう。
「どうにも力が出ない」というときには、がんばっている人の姿を見ると、「自分も、もうひとふんばりしてみるか」という気持ちになります。アスリートが走っている姿などを動画で探して、そういうものを見てみるのもいいかもしれません。