エストロゲンの減少で“老け顔に”

女性ホルモンのゆらぎは心身の不調だけでなく、美容にも影響を及ぼすという。エストロゲンの分泌量が減ると、次のような状態を招くのだそう。

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【美容面の影響】
シワ・ほうれい線
シミ
たるみ
薄毛・抜け毛
肥満

「卵巣から分泌されるエストロゲンには、『エストロン』『エストラジオール』『エストリオール』という3種類があります。なかでも『エストラジオール』がもっとも活性が高く、エストロゲンの分泌量として調べられるもの。肌の角質層の水分を保って潤いをキープすると同時に、真皮層のコラーゲンやエラスチンの合成を促してハリを保つ働きがあります。そのため、20~30代でも『エストラジオール』の分泌量が少ないと、シワやたるみなどの原因となるのです」(松村さん)

特に、閉経後は「エストラジオール」の分泌量がほぼゼロに近くなるため、肌のハリやツヤがなくなり、見た目がガクッと老けた印象になるという。

タンパク質が、女性ホルモンのゆらぎを軽減

こうした女性ホルモンのゆらぎによる影響を防ぐには、どうしたらいいのだろうか。

「加齢とともにエストロゲンの分泌量が減ることは止められませんが、その影響を最小限に抑えることはできます。まずは、体を構成する材料となるタンパク質を積極的に摂ること。毎日の食事で、肉や魚、大豆製品、卵、乳製品を摂るよう心がけましょう。特に、魚に多く含まれる栄養素であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、更年期以降に高くなりやすいコレステロールや中性脂肪を抑えてくれるのでオススメです」(松村さん)

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