不満が大きくなるほど、エネルギーは削られていく
しかし、不満が大きくなるとそれを抑え込もうとするエネルギーも相応なものが必要となるので、時間とともに知らないうちにエネルギーが削られていきます。状況を打開できずに不満を言っている自分に対して自己嫌悪し、自信が持てなくなる。かといって環境を変えるという未来も、不安が強いので選択できない。苦しさが増して、イライラし、家庭内はもちろん、職場での人間関係も崩れてトラブルメーカーのようになってしまう人もいます。そうなると「私は世界一不幸だ」という物語に発展していることもあります。
エネルギー、自信、不安が悪化すれば、「やめる・やめない問題」はこじれ、さらにこの3つの要素が悪化します。逆に3要素のうち1つでも改善すれば、ほかの要素も改善する、つまり、3要素は相互関係にあるのです。
ならば、難題である「やめる・やめない問題」に取り組むためには、まずは体制作りが重要である、ということ。エネルギー、自信、不安の3要素をケアし、動けない自分を責めてさらに動けなくなる、という悪循環を止めましょう。
あなたが決断するときにも、その後行動するときにも、この3要素がどっしりしているほど、物事はうまく運ぶでしょう。この3要素が改善して、はじめて新しい物語が紡がれていくからです。