電通が排除されたら、今度は博報堂が同じ図式を繰り返す

その後、もっと深刻なトラブルも起きています。

経産省が11月27日、9月以降に受け付けた持続化給付金申請のうち、給付条件を満たしていない536件に対して誤った支給が発生していたと公表したのです。オンライン申請システムの不具合が原因で、誤支給の総額は約5億円に相当するそうです。

その額が、給付条件に該当していながら新しい審査部署の混乱や不手際のせいでいまだに給付金を受け取れていない、切羽詰まった申請者の方々に渡っていたらどれだけよかったことか。

同システムの構築、運用を担当していたのは、デ社から再委託を受けた博報堂とその子会社などと見られる、と報じられています。電通が排除されたと思ったら、今度は博報堂が同じ図式を繰り返しているというわけです……。

現在も、持続化給付金のホームページによれば新しいコールセンターはもちろん、旧コールセンターだって引き続き絶賛稼働中のようです。

いかにも無駄な、国費の垂れ流しではないでしょうか。(続く)

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