「短くできるのであれば短くしたほうがいい」

<⑤ 前置きを削る>

前置きが冗長な人もいます。

ネットでよく見かけるのが、こんな文章です。

「働き方改革」が声高に叫ばれるようになって久しい。いかに効率的に働くかが、多くの労働者に問われているのだ。最近はチャットやビデオ会議などを活用したリモートワークで仕事を進める人も多いだろう。今回は10年前からリモートワークを活用して来た筆者が「リモートワークを円滑に進めるコツ」をお教えしたいと思う。

これは余計な前置きです。雑誌のリードのような文なのですが、いまどきこれをていねいに読んでくれる人はまれです。いきなり本題に突入したほうがいいのです。

わざわざ言わなくてもわかるような部分は全部カットします。

余計な部分を全部カットして、

今回は、「リモートワークを円滑に進めるコツ」をお教えします!

にすればいいのです。

ぼくの考えは「短くできるのであれば短くしたほうがいい」というものです。読み手のことを考えれば、短い文で何かを伝えられるのであれば、それに越したことはありません。長い文章は、実は「読者ファースト」ではないのです。

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