スーパーなどにぎわっている場所にはさらなる対策が必要

4月23日の毎日新聞の社説は「新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言から2週間が過ぎた。人と人との接触を社会全体で8割減らせていない現状では、感染者の減少は難しい」と書き出す。見出しは「緊急事態宣言下の外出 他者への配慮欠かせない」である。

毎日社説は「自粛要請の対象から外れ、にぎわっている場所」にさらなる対策が必要だとしてこう訴える。

「スーパーやホームセンター、地元の商店街では混雑するところも多い。食品や日用品の買い出しは必要だが、店内や道が混み合うと感染リスクが増す。工夫する努力を続けたい」

路上はオープンエアでコロナウイルスはすぐに風に流されて拡散するから問題ないが、できれば店内の混雑はなくしたい。来店客の協力を得て入店できる客の数を制限するのが妥当だ。

親が過敏になって「子供を公園で遊ばせない」というのはよくない

公園で子供が遊ぶことについて毎日社説はこう書いている。

「公園は親子連れや子ども同士の姿が目立つ。学校休校や保育所の休園で、ストレス解消に外遊びは大切だ」
「だが、遊具は接触感染の可能性がある。使った場合は手洗いが欠かせない。親同士で会話する場合は、互いに手の届かない距離を保つように配慮したい」

遊具で遊んだ後に限らず手洗いは欠かせない。しかし、親が過敏になって子供を公園で遊ばせないというのは反対だ。子供にとって野外での遊びは必要不可欠であり、体の成長と健康維持に欠かせない。

親同士の会話も外であることを考えると、気にしすぎるのも良くない。前述したように野外ではウイルスはすぐに拡散する。たとえウイルスが残ったとしてもごくわずかな量であり、それで感染が成立するとはとても思えない。

毎日社説はこんなことも指摘する。

「健康維持のために、公園でジョギングする人も多い。息が上がると、飛沫が飛びやすくなる。人の後ろを走らずに左右にずれたり、マスクを着けて苦しくないペースで走ったりすることが勧められている」