秋篠宮家が「結婚一時金」の減額や辞退を考えている
「セブン」(11/1号)は、秋篠宮が「大嘗祭の公費支出を避けるべきではないか」と発言したことなどを取り上げ、そこからストーリーを作っている。
大嘗祭とは、天皇の即位後に初めて行われる新嘗祭(天皇が行う収穫祭)のことで、新天皇にとっての晴れの舞台だ。来年5月に皇太子が即位した後、11月14日、15日に予定されている。
政府は現時点では、「宮廷費」という皇室の公費でまかなうつもりだが、憲法で定める政教分離の原則から、宗教色の強い皇室祭祀は「内廷費」という天皇家の私的な生活費から支出すべきという意見も根強い。秋篠宮は、多額の公費支出を懸念し、約3億円という「内廷費」の範囲内で大嘗祭を行ったらどうかと、宮内庁幹部に話したという。
こうした発言の背景について「セブン」は、秋篠宮が眞子さんの結婚一時金の減額や辞退を考えているからではないか、という見方を紹介している。
一時金の「問題」を騒ぎ立ててきたのはだれなのか
皇族の女性が一般の男性と結婚して皇族の身分を離れる場合、一時金が支払われる。限度額は皇室経済法によって定められており、2005年に結婚した紀宮(黒田清子さん)には1億5250万円が支給された。一時金には税金はかからないし、用途に明確な規定はない。
だが、この一時金がハードルになっているというのである。「セブン」は「皇室記者」のコメントとして「小室さんの母・佳代さんが抱える金銭トラブルや小室さんの留学資金に、税金が原資である一時金が充てられるのは、国民感情としては受け入れづらい」としている。
国民とは、どこの国民を指すのか。編集部の考えだと書くべきではないのか。
そして、これを大逆転するプランが「一時金辞退」だというのである。以下は「宮内庁関係者」の話。
「小室さんと眞子さまが話し合って“一時金1億5000万円はいりません”という意思を示したら、結婚への疑問の声は一気に沈静化するでしょう。それほどに純粋な愛情なのかと、小室さんの評価の潮目がガラリと変わると思います。“兄の門出”でも経費削減を訴えた秋篠宮さまですから、“娘の結婚”でも同様の主張をするのではないかと囁かれているわけです。ただ、明確な目的のある一時金の辞退を皇室経済会議がどう決めるかはわかりません。それでも、一度でも辞退の覚悟を表明すれば、国民の不信感を払拭するには充分でしょう」
お前たちメディアが騒ぎ立てているから、国民がそう思うようになったのではないのか。