TOEIC760点だったCAが865点取った通勤勉強法

大田優美子 全日本空輸 広報部/客室乗務員

もともと国際線、国内線の客室乗務員で、所属チームの副班長をしていました。ところが1年前、人事異動で広報担当兼務に。

問題を1回解き、間違えた箇所をもう1回解く。2回目に覚えづらい箇所はマーカー。最後に流し読みして計3回復習した。

以来、英語を使う機会が激減し、次第に危機感を抱くように。英語はもともと好きでしたし、英語力は維持しておきたい。2年前のTOEICスコアは760点で、800点を突破したいとも考えていました。それで17年末、1カ月半後に控えたTOEICテストに向けて短期集中で勉強することを決意したのです。

平日の勉強時間は40~50分程度で、やるのは単語と文法のみ。電車内で勉強するため通勤時の満員電車は見送り、乗客のいない最寄り駅発の電車を待って乗っていました。さらにその電車が来る数分間も単語を眺めた。

週末には少し難しい実践形式の問題集を中心に取り組みました。土日合わせて7時間は学習時間を確保。といっても、午前9~10時から図書館に行き、煮詰まれば本や雑誌を読むなど息抜きしながらです。遅くとも18時には勉強をやめて、夜は友達とごはんに行くなどしていました。

そんなメリハリをつけた短期集中学習の成果か、スコアは過去最高の865点に。いまもこの習慣をキープし、英語力の維持向上に努めています。

中村澄子
TOEICスクール「すみれ塾」を主宰
イェール大学でMBA(経営学修士)を取得。著書に『1日1分!TOEIC L&Rテスト 千本ノック!』『TOEICテスト英単語 出るのはこれ!』など。いままで出した本の累計110万部。
 

大田優美子
全日本空輸 広報部/客室乗務員
 
(撮影=研壁秀俊、山本祐之)
関連記事
頭がいい子の家は「ピザの食べ方」が違う
絶対挫折しない「アニメ鑑賞」英語学習法
「習い事三昧・塾通い・私立受験」の末路
英文メールはグーグル翻訳のコピペでOK
日本人どうしで英語を話すのは恥ずかしい