ダメ営業マンが"1年5億"売るまでの軌跡 引越営業8年連続1位は人たらし

敏腕営業が教える「引っ越し費用を抑える3ステップ」

興味深いのは引っ越し業界は取引する業界や企業によって料金が変わる点。たとえば、高収入のMRだと引っ越し先や規模が同じでも飲食業界よりも見積もりが高くなる。

「営業マンはお客さんを見て、見積もりを決めます。仮に30万円がノルマの案件だとしても、80万円で決済が取れそうなら、上司に電話確認しているフリをして80万円の契約にもっていく。営業は社員の“見た目”をかなり観察していますよ」

最後に引っ越しをするうえで得する方法を聞いてみた。

「最低2社からは見積もりをもらってください。本命A社からもらった見積もりから数万円安い額をB社に伝えると、B社はその額より安めの額で提案をします。そうなったらその額をもとに本命A社に交渉する。これだけで得できると思います」。最初の見積もりは信じないほうがいい。この点を知っているだけで、価格交渉を優位に進めることができるはずだ。