中学英語の単語をなめてはいけない
「例えば英検5級用の単語集は見るからに簡単。でもここで自信のない単語があるようではTOEIC攻略はおぼつきません。単語強化のウオーミングアップとして、5級からはじめて順々に上の級に進んでいくといい。やさしい単語集に取り組むことで、英語を見て意味がすぐに浮かぶという反射神経も養える。こうして英語脳をつくっていくんですね」
ある程度の単語が身についたら、次は英語を読む訓練だ。
「リスニングが苦手という人が多いのですが、実はそれ以前の問題も多い。まずは、英文スクリプトを目で見て意味がわかる状態を目指しましょう。その読解力が、結果的にリスニング対策にもなります」
▼WHAT's TOEIC!?
いまだ多くの企業で採用、昇進や海外勤務の判断基準となるTOEIC。「ビジネスシーンでは役に立たない」という声もあるが、まったくの誤解だ。
「特に2016年の改訂後のテストは非常にいい。ノウハウだけで取れる部分が減った分、TOEICの訓練でビジネス英語の基本が鍛えられますね」(TOEICスクール「すみれ塾」主催の、中村澄子氏)
ここでは点数別にTOEIC界のトップランナー5人の知恵を結集。グローバル人材になるための道しるべとしてもらいたい。
●リスニング/リーディングを5~495点で採点。総合点を10~990点で表示●2016年5月の公開テストから出題形式の一部が変更●世界約150カ国で実施され、日本では年間約250万人が受験●試験は全国で年10回(2月と8月をのぞく毎月)、受験料は1回5725円(税込)
▼各セクションの構成
リスニング●約45分
Part1 写真描写問題 6問
Part2 応答問題 25問
Part3 会話問題 39問
Part4 説明文問題 30問
計100問
リーディング●75分
Part5 短文穴埋め問題 30問
Part6 長文穴埋め問題 16問
Part7 読解問題(1つの文書) 29問
読解問題(複数の文書) 25問
計100問