上司が代わった途端、エース部下のパフォーマンスが極端に低下することがある。それは、部下への誤ったレッテル貼りから始まるのだ。

活力あふれる社員がダメ部下になる瞬間

新しい職務について、部下との関係が生産的なものになるか面倒なものになるかは、往々にして最初の30日で決まる。万が一、悪いスタートなら、当人だけでなく部下やチーム全体のエネルギーと生産性を急落させるパフォーマンス低下の悪循環が生まれることがある。ビルとマークに起きたことはその好例だ。

われわれが初めてビルに会ったとき、彼は活力あふれるマネジャーだった。が、わずか6カ月後には、彼は会社を辞めることを考えており、彼の士気の低さは同僚や部下に影響を与えていた。彼の上司が代わったことが原因である。新しい上司、マークは頭の切れる善意の人であったが、ビルに厳しい目を向けるようになっていた。