例えば、次のメモは、部下に対して、あるタスクの作業手順について確認していたときのメモをおおまかに再現したものです。ここでは、ヨコ軸に時間(フェーズ)、タテ軸に実施すべきタスクを置いています。

時間の推移とタスクとの関係を口頭だけで説明しようとしたら、わかりにくいですし、時間もかかります。2軸メモを使えば、スーッと頭に入ってくると思いませんか?

紙1枚に1つの2軸(メッセージ)を厳守する

私がチームのメンバーと話をするときには、この2軸メモを書きながら話し、話が終わったあとは、紙をそのまま相手に渡しています。

紙を渡しておくと、受け取った相手は、あとでそれを見返すことができます。また、みなさんにも経験があると思いますが、話をしたその瞬間はわかった気になったものの、あとで考えるとよくわからなかった……ということは少なくありません。メンバーも忙しいので、直後に別の緊急な打ち合わせが入ってしまい、私との会話が全部すっ飛んだ! なんていうこともあり得ます。そんなとき、このメモが役立つのです。

また、今後の作業工程の中で、もし、私が指示したことが違った形であがってきた場合は、私自身も自分が指示した内容をすべて細かく覚えているわけではないので、「この前のメモを見せて」と、そのときの自分の指示を確認できます。

こうすれば、「言った」「言わない」が回避できるのでお互いに便利ですし、何より指示が伝わらなかった箇所とその理由がすぐにわかるので、効率的に修正作業にかかれます。

メモを書く上で厳守したいのは、「ひとつの2軸(メッセージ)につき、紙1枚に書く」というルールです。

話をしていると、「そういえば……」と別の話題に移行したり、話が膨らんだりすることもあります。

それ自体は悪いことではないのですが、別の話題を同じ紙に書くと、あとからどのメモを見ればいいかわからなくなったり、記憶が曖昧になったりしてしまうことがあります。

ですから、「紙1枚にひとつの2軸」というルールを守ることで、こうした混乱が防げますし、書いたあとに「タイトル」をつけておくと何を話したかがすぐわかるので、検索性も高まり、あとから見返すときに便利です。