敬語で距離を保ち、自分の意思をきっぱり伝える
敬語は、相手との適正な距離を保つためにも有効なツールです。
考えてみてください。遠慮のいらない親しい友達や家族の間で敬語を使うことはありませんよね。
一方で、ずけずけと自分のパーソナルスペースに入ってくる相手に対しては、あえて積極的に敬語を使って距離を保つことができます。
また、「笑ってごまかす」「語尾を濁しながらやんわりと断る」というのも、話の主導権を相手に取られてしまう危険な話し方です。飲みに誘われるのがイヤだったら、
「困るんですけど……」
ではなく、
「そのようなお誘いは大変困ります。お受けいたしかねます」
と、はっきり、きっぱり断言するべき。敬語で大切な自分の尊厳を守りましょう。