▼タイプ3:経営者(特にベンチャー、中小企業)
経営者はいろいろとヤバイ。日頃、自分の振る舞いを注意してくれる人が身近にはなかなかいない状態で、当たり前のようにサポートをしてもらえる。自分のリソースを割くに値しない仕事は社員に任せるか、金で解決すればよい。人と金を動かし、合理的かつマイペースに生きられるのが経営者の特権だ。
しかしこうした特権が、破局を招くことも多い。特に、食事デートの場で致命的な出来事を引き起しがちだ。
どういうことかというと、何でも経営者視点で見てしまうため、店員のアラに敏感になる。普段、社員を指導する立場にあるため、人の至らぬ点に目をつぶるということが苦手なのだ。ちょっとしたことにも「きみ、接客がなってないよ」とクレームをつけ、高圧的な態度に出てしまう人が多い。
――この人、お店の人に対してこんな態度をとるんだ。自分の会社でも部下でもないのに。いつか私にもそんな態度で接してくるようになるのかも……。
男性が店員に対して横柄な態度をとることを、女性は男性が思っている以上に嫌う。この人とクリスマスを、そしてその後の人生を共に過ごしたくないと、一気に恋が醒めてしまう。デートをしている間は、社長という毛皮を脱いで、一人の男として彼女をエスコートしなければならないのである。
今日は12月20日。クリスマスイブまであと4日。あなたの彼女は大丈夫そうですか? よいクリスマスを!
婚活アドバイザー。2010年からクリスチャン専門の結婚相談所を経営。20年で4万3000件以上の婚活&恋愛アドバイスを実施。5年間で200組以上のカップルを成婚へと導いている。現在は、1日20件以上の婚活メール相談や年間100人以上の直接面談による婚活アドバイスをこなしつつ、恋愛や婚活、不倫に関するさまざまな情報を積極的に発信し続けている。著書に『となりの婚活女子は、今日も迷走中』(かんき出版)、『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』(プレジデント社)がある。