法則(10)仕事もプライベートも、五感は360°フル稼働

四方八方にアンテナを張って五感をフル稼働させていると、感受性が研ぎ澄まされ、想像力が養われます。想像力は、仕事において欠かせないもの。アイデアや企画を考える仕事はもちろんのこと、人と接するすべての仕事において、相手の考えていることを読み取ったり相手のニーズを察知したりすることに活かされます。近づいてきたチャンスにもすばやく気付き、キャッチすることができます。

成功している女性たちは、何に対して五感を働かせ、感性を磨いているのでしょうか。

◆重松和佳子さんの場合

「食、旅行、カルチャー、アートなど、なにごとも『みずから体験すること』を重視しています。本、テレビ、ネットから情報を得るだけで終わらず、それらに触れられる場所に足を運び、自分の目や耳、舌で感じ取ります。「一流ホテルのサービスを体験したい」と思ったときは、高額なので宿泊することはできませんでしたが、月一回『ホテルモーニングを食べる会』を仲間と開催しました。こうして感性に磨きをかけることで、実際に『一流』と言われるビジネスパーソンとの距離を縮めることができたケースもあります」

◆冨田香織さんの場合

「もともと、長時間デスクに座ったまま過ごすことは苦手。普段から、研修やセミナーには積極的に参加し、話題の場所に行ったり、書店に立ち寄って新刊をチェックしたりするなど、外に目を向けるようにしてきました。デスクに座っていても、想像し得ることしか起きない。動き回っていれば、景色が変わるし、いろいろな人に出会う。思いがけないことも起こる。新たな発想はそこから生まれると思います」

※本連載は書籍『人生でチャンスをつかむ女性の10の法則』(プルデンシャル生命 チーム「Make a Chance」著)からの抜粋です。

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