「売る力」とは「お客さまの問題を解決する力」に他ならない――。
累計1500万人以上が見たプルデンシャル生命の公式facebookページ「日出ずる国の営業」が待望の書籍化!
クルマ、住宅、医薬品、金融……さまざまな業界からトップセールスが集まり、もっともセールスが難しいと言われる生命保険を販売し、アメリカ本国をも驚愕させたのがプルデンシャル生命。
その中の精鋭30人が登場し、どのビジネス書にも書いてないユニークな「セールス道」を説く。
「営業の壁に悩んでいる人」、「営業の道を究めたい人」であれば、具体的・体験的なエピソードを通してきっと解決のヒントが見つかるはず!

「自分の強み」って何だ

本多慶太は、化学メーカーでの営業を経て、2001年からライフプランナーの道を選んだ。最上級職として認定もされ、新設支社のリーダー的存在として後輩の指導にもあたっている。

「子供の頃から喧嘩で負けたり、部活で補欠だったりと、劣等感がありました。でも負けっ放しは嫌だなと、あるとき勉強に目覚めたのです。努力した分だけ成績が上がり、順位がちゃんと出るのは気持ちいい。大学生や社会人になってから、評価があいまいな中でモヤモヤしていた僕にとって、フルコミッションのセールスという環境はうってつけでした」

本多が新人研修を受けているとき、ちょうどその前年に入社した先輩が支社で表彰された。週3件の契約を50週連続で預かる目標を達成したのだ。涙ながらにスピーチする先輩と、クラッカーを鳴らして讃える仲間たちの姿に、本多は「自分もこれだけの達成感を味わってみたい」と決意を新たにした。そして2年後、その先輩が立っていた場所に、本多の姿があった。なんと、週3件の契約を100週連続で達成したのである。

「じつは毎週、倒れそうなくらい辛くて。個人から法人へのマーケットシフトを考えていたこともあり、3年目は週3件の目標はストップしようと考えていました。でも、相談した先輩からこう言われたんです。『慶太の強みってなんなの?』と。自分のことを冷静に振り返ってみたとき、『コツコツと粘り強く、やり続けることだ』と再認識しました。活躍中の先輩たちを見ても、皆さんがその人らしい強みを活かしています。それなら自分は週3件をそのまま続けて、達成者が少ない150週連続に挑戦しよう! と決めたのです」

その目標も見事に達成し、自分との勝負に勝った本多。自身の強みを活かす方法をつねに模索し、それを実行することで、結果を伸ばし続けているのだ。