「教養・うんちく」宴会ネタ
【1】同窓会がお得になる裏ワザがあった!
同窓会は楽しいけれど、連絡や出欠の確認が大変。そこで幹事の代行サービスが人気を集めています。しかも代行業者に頼むとかえって会費が安くなるケースもあるそう。それは同窓会にスポンサーがついたとき。実は企業にとって、年齢や居住地域などがほぼ同じメンバーが一堂に会する同窓会は、出席者にサンプルを配るなどして、狙ったターゲットに効率よく商品をPRできるチャンスというわけです。
【2】「ハゲ割」「伊藤割」……ユニーク割引で集客できる理由
いまユニークな割引をする飲食店が増えているって知っていましたか? 連れにハゲの人がいると割引になる居酒屋、店長と同じ「伊藤」という苗字の客は割引になる洋食店など。これらのサービスはアイデア次第でバリエーションが増やせるうえに、「何ソレ」と気軽に突っ込めるので、面白がったお客さんがSNSで情報を拡散してくれます。おかげでお店の認知度が上がるというわけです。
【3】「のんべえ女子」がリピーター候補の男性客を連れてくる
今年2月、渋谷のマークシティの近くに100種類以上の梅酒や果実酒を飲み比べできる「シュガーマーケット」がオープンしました。3000円(税別)で飲み放題、時間無制限と超お得。実はこのお店のターゲットは若い女性。いまの20代は女性のほうが外でお酒を飲む機会が多く、女性に連れてこられた男性は気に入れば同じお店に通い続ける傾向があるので、リピーターになってくれるというわけです。
【4】18歳で投票はできても、飲酒OKとはならず
今年から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられます。「飲酒・喫煙もOKにしてはどうか」という議論があったのを知っていますか? しかし青少年団体からの反対もあり、これは認められない模様です。でも仮にOKとなったとしても、お酒の市場はたいして活性化しないはず。いまの18歳人口は、直近ピーク時(1992年)より4割も減っています。飲酒人口は約1.3%しか増えないのです。
マーケティングライター、評論家。「草食系男子」「年の差婚」「独身王子」などの言葉を広めた。