エレベーターやタクシーでの移動中、新しい上司や得意先とふたりきりになったら、さて、何を話題にしたらいいのか。この春、会話が盛り上がること間違いなし! 業界人も知らない極上のネタをあなたに。

なぜ「年の差恋愛」が増えているのか

うんちくを披露するときは、「○○って知ってますか?」という問いかけから始めるようにしています。たとえば「ウイスキーのシングルモルトって、どんな意味か知ってます?」と質問したら、すぐに続けて「一つの蒸留所の厳選モルト(大麦麦芽)だけでつくったウイスキーっていう意味なんですよ」と結論を言う。そのあとで、「ウイスキーは蒸留所の個性で味が違う。だから複数の蒸留所のものをブレンドしたウイスキーと区別しているんですって」など、くわしい説明をします。結論を先送りしてしまうと途中で飽きてしまうし、「こんなに引っ張るなら、よほど面白い話なんだろうな」とハードルが上がってしまう。女性は結論にたどりつくまでの“プロセス”に共感してほしいので、結論を後回しにしがち。ここは注意してみてください。

一方、男性、特に40~50代に多いのが、うんちくを語ることで相手に「お説教」「物知り自慢」という印象を与えてしまうことです。それを避けるには、「こんなことも知らないの?」という上から目線ではなく、「僕も知らなかったんだけど、こうなんだって」というように、“自分も最近知ったばかりだ”という「横から目線」で話すこと。そして話がクドくなるのを避けるためにも、知っていることを全部言おうとしないことです。ポイントを3つぐらいにしぼり、言いたいことの7割ぐらいでやめておくといいでしょう。