エレベーターやタクシーでの移動中、新しい上司や得意先とふたりきりになったら、さて、何を話題にしたらいいのか。会話が盛り上がること間違いなし! 業界人も知らない極上のネタをあなたに。

ラジオで話すことに不安がない理由

政治の話は難しいと思われがちですが、実はそうでもありません。そもそも世の中に政治と関わりのないことはないのです。それをどうやってわかりやすく伝えるかが私の役割です。(コメンテーター 角谷浩一氏)

ラジオなどで話すときは、限られた時間でどれだけわかりやすく説明できるかが勝負です。そのためには話を短く区切り、難しい言葉は使わない。

私はときに怒って話をすることがあります。そうするとリスナーが「何か大事なことを言っているのかな」と、こちらに注意を向け、内容が記憶に残りやすいからです。ちなみにこのテクニックは昔、放送作家に教わりました。

ラジオで話をすることに不安はありません。なぜなら、普段から取材をしているから。直接、政治家に取材をし、自分で得た情報や感じとったことだから不安なく話せるのだと思います。

一方で政治ジャーナリストは政治家に対してモノを言うのも仕事です。「世の中ではこういう反応になっていますよ」と伝えるのは私たちの仕事であり、それができる立場にいなければなりません。政治家がよいことをやっていれば「評判いいですよ」と言えばいい。そうしたディスカッションができるようになってはじめて、相手の本音もわかるようになってきます。

選挙、マイナンバー……
「教養・うんちく」政治・社会ネタ6

【1】びっくり!ドイツには「高校生の政治家」がいる

今年の6月から選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられます。この法改正は高齢化で高齢者に有利な施策が支持されやすくなり、税金を負担する若い人の声が政治に反映されなくなる恐れから、全党一致で決定しました。一方、選挙に立候補できる年齢は従来通り、参院選や知事選なら30歳以上。米国は25歳、フランスは23歳、ドイツは18歳です。日本も引き下げられる日は近い?

【2】一度限りの取引先にもマイナンバーは必要か?

今年から社会保障や税の行政手続きでマイナンバーの利用がスタートしました。重要な個人情報ですが、社内研修の謝礼などで支払調書を提出する講師など、一度限りの取引先においても、マイナンバーが必要になります。私のようにさまざまな会社と取引を行っている個人は「マイナンバーカードのコピーを添付してください」とたくさん要求されることになり、企業には厳重な管理が求められます。