赤ちゃんの脳に刺激を与えるおもちゃ

バンダイはこれまでも、日立ハイテクノロジーズ、日立製作所と「赤ちゃんが本当に“分かる”おもちゃ」をコンセプトにしたベビートイ「Baby Labo(R)ベビラボ」シリーズを共同開発してきた。

「このシリーズは赤ちゃんにおもちゃを買い与えても、赤ちゃんが本当にそのおもちゃを理解しているのか、面白いと思っているのかわからないというお母さんの声をヒントにコンセプトを考案しました。赤ちゃんの視覚や聴覚などの認識度合いを月齢ごとに検証し、明確にしたうえで、赤ちゃんの成長度合いに応じた刺激を与えるおもちゃなのです」(村瀬氏)

例えば、0~2カ月の赤ちゃんなら、丸と三角を見分け、アンパンマンの顔の要素も認識できる。3~4カ月になるとチェックやストライプといった模様を見分けられるようになり、5~6カ月になるとアンパンマンの顔の表情の区別もつき始める。

0歳児の脳は、大人と違い未成熟だ。その発達速度は目覚ましく、例えば「見える」を司る脳の第一次視覚野という部分のシナプスは、生まれてから2カ月くらいで一気に増え、生後8カ月で一生の最大数に達する。「この脳の成長期に適切な刺激を与えることで、より望ましい発達を促したい」と村瀬氏は語る。

バンダイと日立グループは、ブロック玩具「Block Labo(R)ブロックラボ」というベビートイも開発している。

ブロックは1歳の誕生日に購入する親が多いが、実際に遊び出すまでに1年以上かかる子どもが約70%を占める(クロス・マーケティング調べ)。購入したブロックが子どもの成長度合いに合っていなかったり、親がどうやって遊ばせたらいいのかわからなかったりといったことが主な原因だ。

そこで、ブロックラボは、初めてのブロック遊びでも組み立てやすいキューブ型にしたり、アンパンマンの顔などの模様や形状をつけたりすることで完成形をイメージしやすくなっている。もちろん、いずれも脳科学の視点から検証されたデータが基になっている。