「すべすべ」か「さっぱり」か脳波で検出

Amazonで「脳科学」と検索すると、書籍だけで5000件に近い商品がズラッと表示される。それだけ脳に関心のある人が多いということだろうが、最近では、脳科学を商品開発の分野に活かす動きも活発になってきている。

例えば、化粧品大手の資生堂では、化粧品を使った人が実際にどう感じているのかを脳波を用いて検出する調査を行っている。「すべすべ」と感じているのか「しっとり」なのか、「さっぱり」なのか。今まではこのような使用性については高度に訓練された専門家が担当していた。それ以外にも、実際にモニターが使ってみた感想のアンケート等は行っていただろうが、脳波を用いたこの方法なら通常のアンケートでは浮かび上がってこない、率直な感想を得ることができるわけだ。