コンサルティング業界に限らず、業界や会社特有の言葉や言い回しは存在します。資料の中で使う言葉や説明する概念を考えるにあたって、相手が保有している情報を最初に想定することが大切です。

もっとも、何でもかんでも使わなければいい、というわけではありません。ターゲットの業界内で大勢が知っている言葉であれば、むしろそれを使ったほうが共感を呼び、話がスムーズに進むこともあります。

広さを表す際の「東京ドーム○個分」という表現など、資料に比喩を使う人も多いでしょう。その際は、相手の業界や年齢などを考慮しないと効果が半減することも覚えておきましょう。

&Create(アンド・クリエイト)代表 清水久三子
1969年、埼玉県生まれ。お茶の水女子大卒。日本IBMグローバル・ビジネス・サービス事業部、ラーニング&ナレッジ部門リーダーを経て、2013年独立。著書に『プロの課題設定力』『プロの資料作成力』などがある。
(構成=大塚常好(プレジデント編集部))
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