トレーニングをはじめる前に

1.姿勢を正す

姿勢を正すと視点が高くなるので、文字や行を整えやすくなる。さらに正しい姿勢で書くと疲れにくい。背筋を伸ばして、おなかと机、背中と背もたれの間に、こぶしひとつ分くらいの隙間を空けるといい。

2.正しくペンを持つ

ペンを持って正面(ペン先側)から見たとき、3本の指先が「三角形」になっているのが正しい持ち方。ペン先から3cm程度を目安に持ち、軸が人差し指の第二関節と第三関節の間に寄りかかる程度に傾ける。

3.筆順は正しく

筆順通りに書けばペン運びが自然になり、文字の形を整えやすくなる。原則は「上から下」「左から右」である。

横浜国立大学教授 青山浩之(あおやま・ひろゆき)
書家。書写・書道教育の研究、教員育成などに取り組むかたわら、「美文字研究家」としてメディア出演多数。著書に『10日で「美文字」が書ける本』(講談社)など。
 
関連記事
仕事ができる男に見える「スーツの鉄則」
筆跡でわかる「出世する男の法則」
お金がころがりこむ「朝型」人間の習慣10
年収500万vs1500万の「書く力」と「稼ぐ力」
世界のエリートは“白いシャツ”と“10年選手の革靴”を身につける