安倍総理で東京オリンピック!
開票翌日の新聞各紙は、自公政権による「一強他弱」が続くとあったが、それは「ポスト安倍」についても言えることだ。国政選挙で勝ち続けたことで、超長期政権が視野に入った。これまでポスト安倍と考えられていた人も求心力が相対的に弱まっている。2年後の参議院選挙の結果いかんによっては、自民党総裁の規定を変更し、安倍政権でオリンピックを迎えることも十分にありえる。もし安倍総理にその意思がなく後進に道を譲るとすれば、安倍総理に一番近い人間がその次の総理のイスに座ることになる。その人は……。
とにもかくにも、この結果で外交面では強気の交渉に臨むことができるのは間違いない。これまでの2年間以上の外交成果が得られるのは楽しみだ。内政面では消費税増税に向けて難しい舵取りを迫られるが、野党による意味のない批判に耳を傾ける必要がなくなるのだけはメリットだろう。国民の生活、国家の行く末にのみ集中してアベノミクスを断行できるからだ。選挙戦最終日、私は秋葉原で安倍総理の最後の演説を聴いていたが、聴衆の20%は動員で、80%が無党派と思われる若い人(本文冒頭の写真)たちだった。彼らのような草の根の支持がある限り、アベノミクスは永久に不滅だ。